スキルってなあに?

■企業の意思決定に関する作文

私はいつも、会社で書類を書いています。かといって、管理部門の仕事をしているわけではありません。営業系といえば、営業系に該当するような仕事をしているのですが、管理系のような資料作成が主たる仕事です。ここまでで私の仕事についてピンと来る人もいるかもしれませんが、まあ、別に私の仕事を当てるクイズがこのエントリーの主眼ではございません。
今日のお題は、意思決定に関する作文をするお仕事にとって、「スキル」ってなあに? というものです。まず、お恥ずかしい話ですが、たいしたテクニックを用いているわけではありません。文章がベースの資料を作成するときにはワードを用います。計算したり、表組みをするときにはエクセルを使います。プレゼンテーション資料を作成するときにはパワーポイントを作成します。これですべてです。だいたい、これで間に合ってしまいます。つまり、あるホワイトカラーの仕事をうまく回すためには、ワード・エクセル・パワポがそこそこのスピードで使えればよいのです。簡単ですね。
それより大事なことは何でしょう? まず、流暢に日本語が使いこなせることです。驚くなかれ。英語がどうこうなどとかまびすしい世の中ですが、よほどの企業に行かない限り、コミュニケーションは日本語で事足ります。英語が十分に使いこなせるかどうかよりも、日本語で場面場面に即した語彙・表現をつかいこなせることのほうが重要なのです。社会人をやるようになって気づいたことですが、多くの業務はさほど難しいことが要求されているわけではなく、十分な日本語能力・基礎的な計算能力・頭の回転・・・くらいあればなんとかなるものなのです。つまりは、頭がよければなんとかなる、と。逆に、懸命に業務知識を吸収しようと努力している人と仕事をしていても、その人がとても頭の悪い人だとどうにもならない場合も合ったりするのですが。